How to garden理想の庭づくり
週末は子供たちとにぎやかに過ごす庭。
時には夜の星空を眺めながら贅沢な一人時間を楽しみ、
いつもより早く目覚めた朝には、爽やかな風を感じながら、移りゆく自然に癒される―。
家族を守る家の、一歩外。家族の数だけ、『喜び』や『幸せ』がそこに生まれます。
さぁ、庭のある暮らしをはじめましょう。
理想の庭をイメージする
庭がもつ、いくつもの役割。
建物の印象を高めるファサードやシンボルツリー。
自然を感じることができる癒しの空間。
子供たちやペットが思い切り遊べる場所、家族が趣味を楽しむスぺース。
そして、駐車場や物置収納など、生活する上で欠かせないスペース。
庭は日々の暮らしを豊かにする、大切な家の一部なのです。
優先順位を意識しながら、現実的な問題もクリアできる理想の庭をイメージしてみましょう。
新築外構
敷地計画
新築外構を検討する前に重要な『敷地計画』。具体的に、どんなことに気を付けたらよいのでしょうか。
土地を決める前に、検討している土地の地区計画や、周辺の障害物(電柱)などを
確認しましょう。
地区計画は条例によって定められ、地区計画区域全域に対し強制力を持ちます。
「クローズ外構にしたいと考えていたのに、地区計画の高さ制限があって希望の高さの塀や目隠しフェンスを付けられなかった。」敷地や建物の間取りに気を取られ、「電柱が車の出入りに邪魔になる場所にあることに気が付かなかった。」
などということに気を付けましょう。
建物の配置を決める前に、ハウスメーカーの担当者に外構の予定や希望を伝え、
予定しているエクステリア商品などが設置できるかどうかを確認しましょう。
雪国の山形で優先順位が高いのは、カーポートです。建物から道路境界、隣地境界までの寸法が狭いと、カーポートの間口や奥行を切詰なければ入らなかった…というようなことが起こる場合があります。
カーポートや物置などの隣地境界線との距離は、民法234条の規定によって50cm以上離すことが定められています。土地を決める前に~でも触れていますが、地区計画によっては隣地境界から50㎝以上離さなければならない場合もありますので、ハウスメーカーの担当者に事前に希望の外構予定を伝えておくと良いでしょう。
スタイル
外構には3種類のスタイルがあります。
- クローズ外構
- メリット
- プライバシーが守られる。住まい手のステイタスを表現できる。
- デメリット
- コストがかさむ。狭い敷地では圧迫感がある。
- セミクローズ外構
- メリット
- 程よい解放感がある。デザイン性が楽しめる。プライバシーやセキュリティがある程度守られる。
- デメリット
- 費用は中間程度。
- オープン外構
- メリット
- のびのびした解放感。圧迫感がない。外構工事費が抑えられる。
- デメリット
- 子供の飛び出しに注意。敷地内に侵入しやすい。防犯・プライバシー対策が重要。
敷地の外周を塀やフェンス、門扉ですべて囲ってしまったスタイル
クローズ外構とオープン外構の良さを組み合わせたようなスタイル
フェンスや塀、門扉、ゲートなどが一切ないスタイル
ゾーニング
外構の計画を進めていく中で、もっとも基本となるのが『ゾーニング』です。
アプローチや駐車場、メインガーデンなど、必要なスペースの広さや位置を相互関係をみながら配置していくことが大切です。
ファサード(門まわり)
一般的に建物の正面デザインのことを言いますが、外観を構成するいわば住まいの顔となる部分です。
ファサードを彩ることで、建物と調和した美しい外構になります。
●ファサードエクステリア
●門袖
アプローチ
アプローチの幅は120㎝が標準と言われています。予備駐車スペースと兼ねる場合は、車を停めた場合を考慮して広めにスペースを取ると良いでしょう。
駐車スペース
カーポートは一般的に隣地境界より50㎝離して建てることが民法によって定められています。
隣家の了承があればこの限りではありませんが、後でトラブルにならないよう十分に配慮する必要があります。また、来客時の駐車スぺースや、将来、車の台数が増えた場合のことなども想定しておくと、後にかかる費用を抑えることができるでしょう。
●カーポート
●ガレージ
●予備駐車スペース
メインガーデン
メインガーデンに、家と庭をつなぐ『アウトドアリビング』、『ガーデンリビング』があれば、さらに快適に、心豊かに過ごすことができます。
●ウッドデッキ・テラス・ガーデンルーム・オーニング
●水栓・シンク
●フェンス・塀・生垣
サービスヤード
勝手口周辺に設けられる屋外スペース。屋根をかけて囲ってしまえば、自転車などの収納スペースにも最適です。
植 栽
美しいシンボルツリーや植栽があることで、建物をより一層引き立てることができます。
木陰ができることで涼しい風が吹き、庭へとやさしく流れます。
香りのよいハーブや花木も、庭の空気を爽やかに変える役目を果たします。
ですが、隣地境界に寄せすぎてしまうと、落葉が隣地に飛んでしまったり、お手入れが困難になってしまう場合があります。
特に境界側へ植栽を植える場合は、位置や落葉対策、ローメンテナンスの植栽を選ぶなどの配慮も大切です。
●人気のシンボルツリー
アオダモ、アオハダ、エゴノキ、ヤマボウシ、ソヨゴなど
照 明
夜の外構がより印象的になる照明。
魅力的な夜の景観が生まれるだけではなく、帰りが遅いご家族様をやさしく迎えます。
安全や防犯としても効果がありますので、目的に合った照明を選ぶことが大切です。
落雪対策
積雪量の少ない地域でも、屋根の形状や傾斜角度、大雪などで思わぬところへ落雪することがあります。
敷地内だけではなく、隣地まで落雪し思わぬ被害が発生することも。雪止めを付けたり、エクステリアの配置に配慮した計画が必要です。
リ・ガーデン
住まいにリフォーム(補修・改修)やリノベーション(機能・価値の再生)があるように、
ガーデンエクステリアにもリフォーム(補修・改修)やリノベーション(機能・価値の再生)があります。
これまで子供たちとたくさん遊んだ庭を、今度は子供夫婦とその孫たちと過ごせる庭へ、
または自分たちが過ごす贅沢なスペースへと変化させませんか。
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case.01子供がまもなく免許を取るから
駐車場を増やして、道路面から見えない様に目隠しフェンスもつけよう!
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case.02孫たちと大勢で過ごせる庭にしたい
子供たちが帰省した時に、孫たちと大勢で過ごせる庭にしよう!
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case.03やすらげる、趣味の庭へ
子供たちに手がかからなくなったから、ガーデニングのスペースを増やして、趣味の庭に・・・憧れだったガーデンルームもつけて、庭を眺めながらティータイムを楽しみたい!
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case.04バリアフリー・手すりで安心・安全な庭へ
今まではあまり気にならなかった少しの段差。バリアフリーにして、手すりや足元照明をつけ、安心できるアプローチに変えよう!